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2023.10.26更新

今回は、6歳臼歯についてご紹介します。
小学校に入る頃になると、乳歯のさらに奥に永久歯が生えてきます。「6歳臼歯」と言われることも多いこの歯はどのような特徴があるのでしょうか。また、むし歯にしないためにはどのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。

 

●6歳臼歯とはどのような歯?
「6歳臼歯」とは、第一大臼歯のことです。乳歯に代わって生えてくるのではなく、乳歯の奥歯のさらに後ろに生えてきます。第一大臼歯は永久歯の中でも最も大きいため、噛み合わせの基準となると同時に、噛む力を発揮するにあたっても重要な歯です。
6歳頃を目安に生えてくる歯であるため「6歳臼歯」と呼ばれることがありますが、早いお子さまでは4歳半ごろに生えてくるケースもあります。生えてくる時期は個人差があるため、6歳になってすぐに生えてこないからといって過度に心配する必要もありません。

 

●6歳臼歯が生えてきたら気をつけたいこと
6歳臼歯は生え始めてから完全に萌出するまでに時間がかかります。特に、生えかけの段階での歯磨きは非常に重要です。

・6歳臼歯は噛む面の溝が深く、複雑な形態をしているため、汚れが残りやすい
・生えかけの段階では手前の歯よりも高さが低く、歯の一部分に歯ぐきが覆いかぶさっているため歯ブラシが届きにくい(できるだけ毛先を歯ぐきの下に入れるように工夫する)
・生えかけの段階では歯ぐきが腫れたり痛みや違和感を生じることもあるため、歯ブラシが当たるのを子どもが嫌がる可能性がある

 

●6歳臼歯を守るために
上記に挙げたような理由により、6歳臼歯はむし歯のリスクが非常に高い歯です。生涯にわたって6歳臼歯を健康に保つために、以下のようなことを心がけましょう。

・仕上げ磨きを毎日丁寧に行う
・歯科医院でフッ素塗布やシーラントの処置を行う
・歯科医院での定期検診を欠かさない

 

●まとめ
今回は、6歳臼歯についてご紹介しました。毎日の丁寧な歯磨きと定期的な歯科検診で、大切は歯をむし歯から守りましょう。
WEBからのご予約は24時間可能です。お気軽にお問い合わせください。

投稿者: 藤田歯科豊中ステーションクリニック

2023.10.04更新

今回は、仕上げ磨きはいつまで続けるべきかについてご紹介します。
お子さまの大切な歯をむし歯や歯肉炎などのトラブルから避けるためにも、仕上げ磨きはとても大切です。

 

●仕上げ磨きの必要性
3歳ごろからお子さまが自分で歯磨きをするようになるケースも多いかと思いますが、まだまだ一人では十分に磨くことができません。プラークをしっかりと落とすには歯ブラシを小刻みに動かす必要がありますが、細かい動作をすることはまだ難しい年齢です。また、力の入れ方を加減できずに強い力でごしごし磨いてしまったり、同じところばかりを磨いてしまって全体を磨けていないということも散見されます。したがって、お子さまが一人で磨くようになってもしばらくは保護者の方による仕上げ磨きが欠かせません。

 

●仕上げ磨きは何歳まで?
お子さまが歯磨きの練習を重ね、正しく磨けるようになるまでには時間がかかります。それまでは仕上げ磨きを毎日することをおすすめしますが、その一つの目安となるのが12歳ごろです。この年頃になると、「なぜ歯磨きをしなければならないのか」「むし歯や歯肉炎を予防するために歯磨きが必要である」ということを理解できるようになります。また、歯ブラシの使い方や力の加減も上手にコントロールできるようになってくるでしょう。そして、この年頃には多くのお子さまが乳歯から永久歯への生え変わりが完了します。それまでは保護者の方が毎日丁寧に仕上げ磨きをするようにしましょう。

 

●仕上げ磨きのポイント

夜間は唾液の分泌量が減り、お口の中がむし歯になりやすい環境になります。寝る前はしっかり仕上げ磨きをする習慣を身につけることが大切です。また、立ったまま・座ったままの状態では奥歯や歯の裏側まで十分に磨けないため、仰向けに寝転んだ姿勢で行います。磨く際は力加減が強くなり過ぎないよう、歯ブラシの毛先が変形しない程度の力で優しく磨きましょう。

 

毎日の丁寧な仕上げ磨きとあわせて、定期的な検診も受けましょう。
WEBからのご予約は24時間可能です。お気軽にお問い合わせください。

 

投稿者: 藤田歯科豊中ステーションクリニック