今回は生まれる前の歯のお話と、妊娠中のお母さんに向けたお話をしたいと思います。
子どもの歯が生え始めるのは生後6ヶ月~8ヶ月頃ですが、歯のもとになる芽ができ始めるのはなんとお母さんのお腹の中で育つ妊娠初期の7週~10週頃です。
妊娠中期の4ヶ月~6ヶ月頃からは この歯の芽にカルシウムやリンがくっついて少しずつ硬い組織になり、歯の形を作っていきます。一部の永久歯の芽も妊娠期から作られ始めます。
つまり、妊娠中のママの食生活で赤ちゃんの歯は強くすることができるんです!
歯を作る栄養素として、よく聞くカルシウムやリン、ビタミンDがあります。
これらは歯を強くしてくれます。
また、たんぱく質は歯の土台となり、ビタミンAやビタミンCは歯の組織を作っています。
妊娠中のお母さんはこれらの栄養素をバランスよく摂るよう、いろんな食材を食べるように意識してくださいね。
実際にどんな食事をしていったらよいか不安な方は当院でも管理栄養士への相談ができますのでお気軽にお声がけ下さい!
妊娠中のお母さんのお口について
妊娠中のお口のケアはとても大切です。
歯周病を放置し進行させてしまうと、歯周病菌の毒素や歯茎の炎症によって、「サイトカイン」や「プロスタグランジン」などの炎症を起こす物質が多く産出され、歯茎の血管から血液に乗って体内を移動します。このとき子宮を収縮させてしまうことで早産につながる可能性があるといわれています。
進行した歯周病になると、胎児の成長にも影響を及ぼし、2500グラム未満の低体重児になりやすいともいわれています。
歯周病による早産・低体重児のリスクはタバコやアルコール、高齢出産のリスクよりも高いといわれており、注意が必要なのです。
もしも早産や低出生体重児で産まれてしまうと身体の発育にも大きな影響があるだけでなく、お口の成長にも大きく影響が出てきます。
早産では、自力でおっぱいを飲む機能が十分に発達しないまま生まれてしまう為、授乳時や離乳食を食べる頃にも様々な影響を及ぼします。
歯周病は虫歯と違い痛みなく自分では気づきにくいので、早めに受診し早期発見、早期治療、そして予防していくことが大切なのです。








