「6歳臼歯」という言葉を聞いたことはありますか?
6歳臼歯は、6歳前後になると生え変わりの第一歩として奥歯に生えてくる一番大きな歯です。噛む力が最も強く、毎日の食事を支える存在であると同時に、上下の噛み合わせや将来の歯並びの基準となる重要な役割も持っています。
今回は、6歳臼歯を守るための大切なポイントをご紹介します。
⚫︎6歳臼歯はむし歯になりやすい!?
大事な役割を担っている6歳臼歯ですが、実はむし歯になりやすい歯でもあります。
その理由は次のとおりです。
・生え始めは歯ぐきに覆われていて歯ブラシが届きにくい
・奥にあるため、仕上げ磨きで見落とされやすい
・溝が深く、食べかすや汚れがたまりやすい
⚫︎小児歯科でできる予防ケア
小児歯科では、6歳臼歯を守るためにさまざまなケアを行っています。
代表的なのが、フッ素塗布とシーラントです。
・フッ素塗布:歯の質を強くして、むし歯になりにくくする
・シーラント:6歳臼歯の溝を歯科用の樹脂で埋めて、汚れがたまらないようにする処置
これらの予防処置と家庭での仕上げ磨きを組み合わせることで、むし歯リスクを大幅に減らすことができます。
⚫︎生え始めの時期こそ定期検診を
6歳臼歯は一度むし歯になってしまうと、その後の歯の健康に大きな影響を与えてしまいます。そのため、生え始めの時期は特に定期検診でしっかりチェックすることが大切です。藤田歯科豊中ステーションクリニックでは、お子様の6歳臼歯の生え方や磨き残しを確認し、必要に応じて予防処置をご提案しています。
お子様の大切な6歳臼歯を守ることは、将来の健康につながります。「しっかり磨けているかな?」「むし歯になっていないかな?」と不安に思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。