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2025.09.30更新

「6歳臼歯」という言葉を聞いたことはありますか?
6歳臼歯は、6歳前後になると生え変わりの第一歩として奥歯に生えてくる一番大きな歯です。噛む力が最も強く、毎日の食事を支える存在であると同時に、上下の噛み合わせや将来の歯並びの基準となる重要な役割も持っています。
今回は、6歳臼歯を守るための大切なポイントをご紹介します。


⚫︎6歳臼歯はむし歯になりやすい!?
大事な役割を担っている6歳臼歯ですが、実はむし歯になりやすい歯でもあります。
その理由は次のとおりです。
・生え始めは歯ぐきに覆われていて歯ブラシが届きにくい
・奥にあるため、仕上げ磨きで見落とされやすい
・溝が深く、食べかすや汚れがたまりやすい

 

⚫︎小児歯科でできる予防ケア
小児歯科では、6歳臼歯を守るためにさまざまなケアを行っています。
代表的なのが、フッ素塗布とシーラントです。
・フッ素塗布:歯の質を強くして、むし歯になりにくくする
・シーラント:6歳臼歯の溝を歯科用の樹脂で埋めて、汚れがたまらないようにする処置

これらの予防処置と家庭での仕上げ磨きを組み合わせることで、むし歯リスクを大幅に減らすことができます。

 

⚫︎生え始めの時期こそ定期検診を
6歳臼歯は一度むし歯になってしまうと、その後の歯の健康に大きな影響を与えてしまいます。そのため、生え始めの時期は特に定期検診でしっかりチェックすることが大切です。藤田歯科豊中ステーションクリニックでは、お子様の6歳臼歯の生え方や磨き残しを確認し、必要に応じて予防処置をご提案しています。
お子様の大切な6歳臼歯を守ることは、将来の健康につながります。「しっかり磨けているかな?」「むし歯になっていないかな?」と不安に思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。

投稿者: 藤田歯科豊中ステーションクリニック

2025.08.29更新

「子供の定期検診って、本当に必要なの?」「何をみてもらえるのかよく分からない…」そんな疑問をお持ちの親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
お子様の歯は大人の歯とは異なり、成長とともにどんどん変化していきます。そのため、小児歯科では“今の状態”だけでなく、“これからの変化”まで見据えて診ることが大切です。
今回は、お子様の定期検診ではどんなことをチェックしているのかをご紹介します。

 

⚫︎むし歯や歯の汚れのチェック
まずお口の中全体をチェックして、むし歯の有無や歯の汚れ具合をチェックします。乳歯はエナメル質が薄くてむし歯が進行しやすいので、初期段階での発見がとても重要です。
歯の生え方によっては磨きにくい部分も多く、汚れがたまりやすいため、日頃の歯みがきで落としきれない汚れが付着していないかを丁寧に確認します。

 

⚫︎歯並び・噛み合わせのチェック
「乳歯の時期は歯並びに関係ない」と思われがちですが、実は乳歯の歯並びも将来の歯並びに関わってきます。特に、指しゃぶりや口呼吸、舌のクセなど、日常の習慣がお口の成長に影響を与えることがあります。定期検診では、歯並びや噛み合わせのバランスもチェックし、必要に応じて生活習慣のアドバイスを行うこともあります。

 

⚫︎予防処置(フッ素塗布やクリーニング)
必要に応じて、フッ素塗布や歯のクリーニングも行います。フッ素には歯の質を強くし、むし歯菌の働きを抑える効果があります。また、専用の器具を使ってお口の中を清掃することで、日常の歯みがきでは落としきれない汚れを除去します。

 

⚫︎子供のころから歯医者に通う習慣を
定期検診は、「何か問題が起きてから行く場所」ではなく、「健康なお口を守るための習慣」です。藤田歯科豊中ステーションクリニックでは、お子様の成長に寄り添いながら、やさしく丁寧な診察を心がけています。
お子様のお口の健康を、私たちと一緒に見守っていきましょう。

投稿者: 藤田歯科豊中ステーションクリニック

2025.07.31更新

お子様の成長にともなって乳歯がグラグラしてくると、「そろそろ生え変わりの時期かな?」と気づかれる親御さんも多いのではないでしょうか。しかしその一方で、「このまま自然に任せて大丈夫?」「痛がっているけど抜いた方がいい?」と判断に迷ってしまうこともありますよね。実際に、歯が揺れてきたタイミングで受診される親御さんからは、「抜いた方がいいのか、それとも様子を見た方がいいのか分からない」というご相談をよくいただきます。
今回はそんな不安を少しでも軽くするために、乳歯が自然に抜ける場合と、歯科医院での抜歯が必要になるケースの違いについてわかりやすくご紹介します。

 

⚫︎基本的には”自然に抜ける”のがベスト
乳歯は、永久歯が下から押し上げてくることで自然に抜けるようになっています。グラグラし始めた乳歯は、無理に抜かないで自然に抜けるのを待つのが基本です。
特に痛みや腫れがなければ、日常生活の中で少しずつ揺れてきて、ある日ポロっと抜けることが多いです。無理に引っ張ると、出血が多くなったり、根が残ってしまったりすることもあるので注意が必要です。

 

⚫︎ただし抜歯が必要なケースも
以下のようなケースでは、歯科医院での抜歯を検討することがあります。


・永久歯が生えてきているのに、乳歯が抜けずに残っている

・乳歯がほとんど揺れていないのに、横から永久歯が見えてきた

・痛みや腫れがある、歯ぐきが赤くなっている

・むし歯で乳歯の根っこが溶けている、膿がたまっている

・乳歯の位置がズレていて、自然に抜けそうにない

 

このような場合は、歯並びや噛み合わせに悪影響が出る前に、歯科医院での抜歯処置が望ましいこともあります。

 

⚫︎迷ったら歯科医院へ
お子様のお口の中は、日々変化しています。「抜いた方がいいのかどうか」迷った時には、お気軽に当院でご相談ください。レントゲンや口腔内の状態をチェックすることで、最適なタイミングでの処置が可能です。藤田歯科豊中ステーションクリニックでは、お子様の気持ちに寄り添いながらゆっくりと診察を行っています。
お子様の歯のことで不安なことがあれば、いつでも一緒に考えていきましょう。

投稿者: 藤田歯科豊中ステーションクリニック

2025.06.30更新

お子様の歯並びが気になり始めたとき、「このまま様子を見ていていいのかな?」「成長とともに自然に治るかも…?」そんなふうに悩む親御さんは多いのではないでしょうか。実は、小児矯正を始めるタイミングはとっても重要です。
今回は、小児矯正を始めるタイミングについてわかりやすくご紹介します。


⚫︎小児矯正は“早すぎても遅すぎてもNG”
小児矯正は、早ければ早いほど良いというわけではありませんが、遅すぎると十分な効果が得られないこともあります。歯並びや噛み合わせの問題は、発育と深く関係しているため、適切なタイミングで始めることが重要です。


【矯正相談のポイント】


・永久歯が生え始めた頃(6〜8歳)に一度相談

・顎が成長する時期(小学校低学年〜中学年)が一つの目安

・前歯のガタガタや受け口が気になる場合は早めに相談

 

⚫︎こんなサインが見えたら要チェック!
以下のようなサインが見られた場合には、一度歯科医院でのチェックをおすすめします。


・歯が重なり合って生えている

・上の前歯が下の前歯よりも内側にある(受け口)

・指しゃぶりが長く続いている

・口呼吸や舌の位置が気になる

・噛み合わせが悪い(話しにくい、食べにくい)

 

これらは、将来的に歯並びや顎の成長に影響を及ぼす可能性があります。特に受け口や反対咬合は、早期治療が有効とされているため、早めに相談するのがベストです。

 

⚫︎まとめ
「矯正するかどうか」迷うときには、まずは歯医者さんに相談することをおすすめします。小児矯正は、顎の成長を利用した治療が可能な時期があるため、「様子を見ていたら、治療が難しくなってしまった…」というケースもあります。
藤田歯科豊中ステーションクリニックでは、お子様一人ひとりの成長に合わせた矯正プランを提案しています。「この歯並び、大丈夫かな?」という些細な疑問でも構いません。早期発見・早期治療が将来の健康な歯並びにつながります。ぜひお気軽にご相談ください。

 

投稿者: 藤田歯科豊中ステーションクリニック

2025.05.30更新

「うちの子、歯医者さんに行くだけで泣いてしまう…」
そんなお悩みを持つ親御さんは、多いのではないでしょうか?
お子様が歯医者さんを怖がるのはごく自然なことです。見慣れない器具や音、独特なにおい、そして「何をされる?」という不安。大人でも緊張するのですから、小さなお子様はドキドキして当然です。
そこで今回は、歯医者さんが苦手なお子様でも、少しずつ慣れていけるようになる「3つの工夫」をご紹介します。


⚫︎工夫①「こわくない場所」にする第一歩
初めから無理に治療するのではなく、「見学」「雰囲気に慣れる」ことから始めてみましょう。
たとえばこんな流れがおすすめです。


・受付であいさつだけしてみる

・診察台に座ってみる

・お口を開ける練習をしてみる

 

当院では、怖がっているお子様に無理やり治療をすることはありません。「できたね!」を一つずつ積み重ねながら、少しずつ治療していきます。

 

⚫︎工夫②歯医者さんごっこ
ご家庭で「歯医者さんごっこ」をすることで、お子様の不安をやわらげることができます。絵本やおもちゃの聴診器、鏡などを使って、お口の中をチェックする真似をしてみたり、親御さんが「先生役」になって優しく説明したり。知らないことはこわく感じますが、「知っている」「やったことがある」と感じると、子どもは安心できるものです。

 

⚫︎工夫③頑張った後はたっぷり褒める
歯医者さんで少しでも頑張れたら、帰り道にたくさん褒めてあげてください。


・「今日はちゃんと椅子に座れたね!」

・「先生にごあいさつできてえらかったね!」

 

大切なのは「治療できたかどうか」ではなく、「その子なりの成長を認めること」です。小さな成功体験が積み重なることで、「歯医者さん=こわい場所」から「こわくない場所」に変わっていきます。

 

⚫︎まとめ
当院の治療は、お子様の気持ちを大切にしながら、できることから少しずつ進めていきます。まずは「歯医者さんってどんなところ?」を知ってもらいながら、一緒にスタートしましょう。もし「どうしても泣いてしまう」「行きたがらない」という場合も、お気軽にご相談ください。お子様の“はじめの一歩”をやさしくサポートいたします。

投稿者: 藤田歯科豊中ステーションクリニック

2025.04.28更新

お子様が口をポカンと開けていることはありませんか?実は口呼吸が習慣化すると、むし歯のリスクが高まることが知られています。今回は、口呼吸と子どものむし歯の関係についてご紹介します。

 

●口呼吸とは?
本来、人は鼻で呼吸をするのが自然な状態です。しかし、何らかの原因で口を開けたまま呼吸する習慣がついてしまうことがあります。これを「口呼吸」といい、近年、子どもの口呼吸が増加していることが問題視されています。

 

口呼吸が起こる原因として、以下のようなものがあります。

 

・鼻炎やアレルギーによる鼻づまり:鼻で呼吸しにくくなるため、口呼吸の習慣がつく。
・口周りの筋力低下:口の周りの筋肉が弱いと、口が自然と開いてしまう。
・歯並びや顎の成長異常:口を閉じるのが難しい歯並びの場合、口呼吸になりやすい。

 

●口呼吸とむし歯の関係
口呼吸は、むし歯のリスクを高める要因となります。具体的にどのような影響があるのか、詳しく見ていきましょう。

 

・唾液の分泌量が減少する
口呼吸をしていると、口の中が乾燥しやすくなります。唾液は、食べかすを洗い流し、むし歯菌の増殖を抑える役割を持っています。しかし、口が乾燥すると唾液の分泌が減り、むし歯菌が繁殖しやすくなります。

 

・口の中の酸性度が高くなる
唾液には、口の中の酸を中和する「緩衝作用」があります。しかし、口呼吸によって唾液が不足すると、口の中が酸性に傾きやすくなり、歯が溶けやすい環境ができてしまいます。その結果、むし歯のリスクが高まるのです。

 

・歯垢(プラーク)がたまりやすい
口呼吸の習慣があると、口の中が乾燥することで歯垢がこびりつきやすくなります。特に上の前歯の裏側や歯と歯の間に汚れがたまりやすくなり、むし歯が発生しやすくなります。

 

●口呼吸を改善するためのポイント
口呼吸によるむし歯を防ぐためには、原因を取り除き、鼻呼吸の習慣をつけることが大切です。以下のポイントを意識してみましょう。

 

・鼻づまりを解消する
鼻炎やアレルギーが原因で鼻呼吸ができない場合は、耳鼻科で適切な治療を受けることが大切です。また、加湿器を使って室内の湿度を保つのも効果的です。

 

・口周りの筋力を鍛える
口を閉じる力を鍛えることで、口呼吸を防ぐことができます。「あいうべ体操」などの口のトレーニングを取り入れてみましょう。また、しっかりと噛む習慣をつけることも大切です。

 

・歯科医院で定期検診を受ける
むし歯を予防するためには、定期的に歯科医院で検診を受け、口の中の状態をチェックしてもらうことが重要です。フッ素塗布やシーラントなどの処置を行うことで、むし歯になりにくい環境を整えることができます。

 

●まとめ
口呼吸が習慣化すると唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥することでむし歯のリスクが高まります。鼻づまりの解消や口周りの筋力強化を意識し、正しい呼吸習慣を身につけることが大切です。また、歯科医院での定期検診を受け、お子様の歯の健康を守りましょう。
お子様の口呼吸など気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

投稿者: 藤田歯科豊中ステーションクリニック

2025.03.31更新

仕上げ磨きは、お子さまの歯の健康を守るために欠かせない習慣です。特に乳歯や生えたばかりの永久歯はむし歯になりやすいため、保護者の方が適切に仕上げ磨きを行うことが重要です。今回は、仕上げ磨きのコツについてご紹介します。

 

●仕上げ磨きの重要性

子どもは自分で歯をしっかり磨くことが難しく、磨き残しが多くなります。仕上げ磨きをすることで、むし歯や歯肉炎を予防し、健康な歯を維持できます。また、親が仕上げ磨きを行うことで、子どもに正しい歯磨き習慣を身につけさせることができます。

 

●仕上げ磨きのポイント

 

・適切な体勢で行う

仕上げ磨きは、子どもを膝の上に寝かせる「膝枕の姿勢」がおすすめです。この体勢だと口の中がよく見え、磨きやすくなります。

 

・軽い力で磨く

強く磨きすぎると歯ぐきを傷つけてしまう可能性があります。歯ブラシを軽く持ち、やさしく細かく動かして磨くようにしましょう。

 

・磨く順番を決める

毎回同じ順番で磨くことで、磨き残しを防げます。例えば、奥歯の噛む面→外側→内側→前歯という流れで磨くと良いでしょう。

 

・奥歯の溝や歯と歯の間を丁寧に

奥歯の溝や歯と歯の間は汚れがたまりやすい部分です。歯ブラシの先を使って、細かい部分まで丁寧に磨きましょう。

 

・歯磨き粉は適量を

子ども用のフッ素入り歯磨き粉を使うとむし歯予防に効果的です。年齢に合った濃度のフッ素を、適量使用しましょう。

 

●仕上げ磨きの頻度とタイミング

特に夜寝る前の仕上げ磨きが重要です。寝ている間は唾液の分泌が減るため、むし歯菌が繁殖しやすくなります。しっかり磨いて、むし歯を予防しましょう。

 

●仕上げ磨きを嫌がる場合の工夫

 

・短時間で手早く行う

長時間の仕上げ磨きは、子どもが嫌がる原因になります。

 

・楽しい雰囲気を作る

歌を歌ったり、おもちゃを持たせたりして気を引きましょう。

 

・ごほうびを用意する

仕上げ磨きが終わったら褒めたり、シールを貼るなどのご褒美を用意したりすると、続けやすくなります。

 

●まとめ

仕上げ磨きは、子どもの歯の健康を守るための重要な習慣です。正しい体勢や道具を使い、優しく丁寧に磨くことが大切です。毎日の習慣にして、子どもの歯を健康に保ちましょう。
お子さまのお口の中で気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

投稿者: 藤田歯科豊中ステーションクリニック

2025.02.28更新

今回は「口腔機能発達不全症」について、どんな症状がどのようにお子様の成長に影響するのか、早期発見や治療の重要性についても詳しくご説明いたします。


●口腔機能発達不全症とは?
口腔機能発達不全症とは、子どもの口の中や周りの機能が正常に発達しない状態のことを指します。症状の特徴は以下です。

 

・噛む力や食べ物を飲み込む力が弱い
・発音が不明瞭で話すのが苦手
・舌や唇の動きが鈍い
・歯並びの乱れや開咬(前歯が噛み合わない状態)


これらの問題は、放置していると将来的にさらに深刻な影響を及ぼす可能性があります。しっかり噛めないことで栄養摂取に影響が出たり、発音の不明瞭さがコミュニケーションに支障をきたす場合があります。


●口腔機能発達不全症の原因


・食事の仕方
長期間哺乳瓶を使う習慣や、固いものをあまり食べない食生活が影響を与えることがあります。
・遺伝的要因や発育の個人差
遺伝や成長過程の違いも影響することがあります。
・姿勢や呼吸の問題
姿勢が悪いと舌や顎に負担がかかり、それが正しい口腔機能の発達を妨げることがあります。また、口呼吸も要因の一つです。


●早期発見の重要性
口腔機能発達不全症は、早期に気づいて対処することで改善の可能性が高まります。特に以下のサインを見逃さないようにしましょう。


1.食べ物をよく噛まずに飲み込む
2.発音が不明瞭
3.よく口があいたままになっている


気になる症状がある場合は、早めに小児歯科で相談しましょう。歯並びや噛み合わせだけでなく、口腔周囲筋(舌や唇の筋肉)の動きを確認することも重要です。


●小児歯科のアプローチ


1.口腔筋機能療法(MFT)
舌や唇の筋肉を鍛えるエクササイズを通じて、正しい口腔機能を回復させます。
2.食生活の見直し
固いものや歯ごたえのある食材を積極的に取り入れることで、噛む力を養います。
3.姿勢や呼吸の改善指導
正しい姿勢や鼻呼吸へ改善させることで、口腔機能の発達を促します。
4.矯正治療の提案
歯並びや噛み合わせに問題がある場合、早期の矯正治療が効果的です。


●まとめ
口腔機能発達不全症は、お子様の健康や成長に深く関わる症状です。当院では、症状の早期発見と適切な治療を通じて、健やかな成長をサポートします。お子様に気になる症状がある場合は、早めに小児歯科へご相談ください。

投稿者: 藤田歯科豊中ステーションクリニック

2025.01.31更新

子どものころからの歯磨き習慣は、生涯にわたって健康な歯と歯ぐきを保つための基盤となります。しかし単に歯磨きをするだけでなく、正しい磨き方やポイントを身につけることが大切です。今回は、子どものうちに歯磨き指導を受けることの重要性やメリットについてご紹介します。

 

●子どもにとっての歯磨き指導の重要性
特に幼児期から小学生までの子どもは歯を磨くことの意義や必要性をしっかり理解できていないこともあり、歯磨きの技術も身についていません。成長段階での乳歯や生え変わり途中の永久歯はむし歯になりやすいため、歯科医院での歯磨き指導を通じて正しい磨き方やケアの習慣を学ぶことが重要になります。

 

●歯磨き指導で学べること

・正しい歯ブラシの選び方
子どもの歯や歯ぐきは非常にデリケートであるため、歯ブラシの硬さやサイズは年齢に合わせて選ぶことが大切です。どのような歯ブラシを使ったらよいかも、歯科衛生士がアドバイスをいたします。

・磨き方のポイント
歯科医院での歯磨き指導では、歯ブラシの持ち方や当て方、角度などを具体的にお伝えします。歯と歯ぐきの間にブラシを軽く当てる磨き方はもちろんのこと、歯の位置や年齢に応じた磨き方を自宅でも実践できるようになることで、子どもも次第に自信を持って歯磨きができるようになります。

・磨き残しのチェック
歯磨き指導では染め出し液などを使って磨き残しをチェックし、奥歯や歯と歯の間などどこに汚れが残りやすいかを視覚的に確認できます。

・歯磨きの楽しさを知る
楽しく学べることで歯磨きに対する苦手意識がなくなり、毎日の歯磨き習慣が続きやすくなります。

 

●歯磨き指導を受けるメリット

・むし歯や歯周病の予防につながる
子どものうちに正しい歯磨き習慣が身につくと、口腔内の汚れやプラークをしっかりと除去できるため、むし歯や歯周病のリスクが軽減されます。

・健康管理の意識向上
小さいうちから歯磨きの必要性や方法を学ぶことで、子どもは自分の健康を守るための意識を持ち始めるでしょう。また、歯科医院での定期的な歯磨き指導は保護者の方にとっても正しいケアの方法を学ぶ機会になるため、家族全員で健康な口腔内環境を守りやすくなります。

 

●まとめ
歯磨き指導は単に歯をきれいに保つだけでなく、生涯にわたり健康な歯を守るための大切な習慣です。子どものうちから歯科医院での歯磨き指導を定期的に受けましょう。
お子さまのお口の中で気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

投稿者: 藤田歯科豊中ステーションクリニック

2024.12.27更新


今回は、子どもの筋機能矯正治療「マイオブレース」についてご紹介します。3歳から15歳のお子さまを対象としたこの治療方法は、従来の矯正治療とは異なり、マウスピース型の装置を使って歯並びを悪くさせる原因を根本から改善し、自然な成長とともに歯並びを整えていく方法です。どのような特徴があるのか知っておきましょう。

 

●マイオブレースの特徴
マイオブレースの治療では、特別なマウスピースを使用します。このマウスピースは、日中の1時間と就寝時に装着するだけなのでお子様の負担が少なく、学校生活に大きな影響を与えません。

 

●治療の目的と効果
マイオブレースは、自然と鼻呼吸を促し、舌を正しい位置に戻すことで口周りの筋肉の働きを正常化させることを目的としています。これにより、次のような効果が期待できます。

・間違った口腔習慣の改善
口呼吸や舌の位置が悪いといった習慣を正します。

・歯並びの改善
成長過程での歯の位置を正しく導き、きれいな歯並びを実現します。

・歯が並ぶ土台づくり
正しい歯並びを支えるための健全な土台を形成します。

・顔の骨格の正しい発達
顔の骨格の発達を正しく導くことで、美しい顔立ちをサポートします。

・全身の健康を促進
正しい呼吸法や口腔習慣は、全身の健康にも良い影響を与えます。

 

●当院のマイオブレース治療
当院では、マイオブレース治療の臨床経験が豊富な指導者が在籍しています。これにより、お子さまお一人おひとりに最適な治療をご提供することが可能です。また、当院はマイオブレースを開発した会社から認定を受けており、Myobrace Memberに加盟している信頼性の高い歯科医院です。

 

●まとめ
歯並びや口腔習慣は、お子さまの将来の健康に大きな影響を与えます。早めの対策で健全な発育を促し、笑顔あふれる毎日を過ごせるようにしましょう。マイオブレース治療にご興味をお持ちの方や、お子さまの歯並びに関するお悩みがある方は、ぜひ当院にご相談ください。

投稿者: 藤田歯科豊中ステーションクリニック

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